Et tu, Brute? 2012 7 7
日本は、バブル崩壊後、対応策が常に遅れ、
これが、「失われた10年」の原因となりました。
当時、欧米からは、日本の対策は、
「遅い。常に後手に回っている」と言われました。
これは、欧米が、日本発世界不況を恐れて、
日本に対して、対応策を急がせる意味もあったのです。
あれから、十数年。
今日(2012年7月7日)の時事通信社のニュースには、このようなものがありました。
「直接資金注入、来年後半以降か。ユーロ圏合意に遅れ、EU当局者」
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)当局者は6日、
ユーロ圏諸国が先月の首脳会議で合意した問題銀行への直接資金注入制度の創設は、
2013年後半以降になるとの見通しを示した。
首脳合意は、同制度の前提として、
ユーロ圏内の銀行を監視する「単一監督機構」を、
欧州中央銀行(ECB)の下に今年中に設立する必要性を明記。
しかし、同当局者は、2013年前半までに同機構の運用を開始するのは困難だと述べた。
(以上、引用)
さて、「Et tu, Brute?」はラテン語で、
日本語に翻訳すると、「ブルータス、お前もか」となります。
「人類の英知」とまで言われた欧州は、
「日本と同じような失敗はない」と、
2007年まで、世界から固く信じられていました。